庭園の茶室前に配した紅梅・白梅の花は2月中旬から2月下旬にかけて見頃になります。2本の間にはさまる柚子の実もたわわに実り、梅の赤・白、柚子の黄色が同時に見れ、鮮やかな色彩の景観が楽しめます。毎年これを見に来る方も多くいらっしゃいます。
ウメ(梅)
中国原産の小高木で野生化も見られる。奈良時代にはサクラより人気があり、万葉集にサクラの倍以上の歌が詠まれている。江戸時代に多くの品種が開発された。6月頃に果実が熟し、白梅は梅酒・梅干しなどに利用される。紅梅の果実は赤みを帯びアンズのような香りを放つがこれらの利用に適さない。角川庭園には建物建設時(昭和30年)から展示室前にハクバイ2本、詩歌室2前にハクバイ、茶室前のコウバイが植えられかなり多きく成長して来園者を楽しませている。
ユズ
果実の大きいホンユズと小さめのハナユがあり、ここのユズは後者です。初夏に5弁の白い花を咲かせ 晩秋に黄色い果実を実らせ香味・酸味の調理用として使われます。成長が遅く「桃栗3年、柿8年、柚の大馬鹿18年」と言われます。
梅 春
(冬)梅見 探梅 蝋梅 冬の梅 早梅
紅梅 春
薄紅梅
紅梅は、一般的に白梅に比べ開花が遅い。梅と紅梅は区別される。
柚の花 夏
柚子の花 花柚子 花柚